液体中に超音波を照射することによりキャビテーションと呼ばれる気泡の発生、圧縮、崩壊過程がおこり、数千度、数千気圧の高温の反応場が形成されます。この超音波エネルギーを利用してこれまでの方法では合成されない全く新しい化合物の合成が可能になります。超音波利用による化学、製薬、食品工業技術の高度化と革新が期待されています。
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マルチ周波数超音波反応装置 SRF-1型 / SRF-2型 |
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特長:
SRFシリーズは、 超音波エネルギーを利用して化学反応の促進、 新化合物の合成、物質の分散、乳化及び抽出等を行う実験用装置です。
一つの振動子で3つの周波数(20kHz, 40kHz, 60kHz)/(25kHz, 50kHz, 75kHz)の超音波エネルギーを放射することができます。
超音波発振器はデジタル式でタイマー付き、出力モードの設定、超音波出力の調整も簡単にできます。
ジャケットに温度調節媒質を流通することで、反応温度をコントロールすることができます。
攪拌装置を用いて反応物の攪拌を行うことができます。
投げ込み式振動子の超音波発生装置を用いたもので、投げ込み式振動子を恒温水槽中に設置して超音波照射実験を行うこともできます。
仕様:
型式 |
SRF-1 |
SRF-2 |
周波数 |
20kHz/40kHz/60kHz |
25kHz/50kHz/75kHz |
出力 |
Max 100W |
出力調整 |
0〜100% (step 1%) |
出力モード |
連続/パルス |
振動子 |
ステンレスSUS304、φ100mm |
反応槽容量 |
500mL |
反応槽材質 |
PYREXガラス |
使用温度 |
MAX 65℃ |
発振器寸法 |
W315×D275×H140mm |
電源 |
AC100V〜AC115 50/60Hz |
付属品 |
接続ケーブル |
オプション |
攪拌器、温度計 |
※1 反応容器の寸法等については、ご希望に合わせて設計、製作可能です。
※2 AC220Vタイプも製作できます。
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基本構成 振動子&反応容器 使用状態例 |
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他の応用例

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